こんにちは、ねぎトロ子です。
3年半前の2017年夏、ある日突然テニミュに沼落ちしました。
布教兼沼落ちのブログを書きましたので、
よろしければお付き合いください。
これまで3次元の男にほとんど興味のなかったオタク女が
劇場で顔の良い男のブロマイド写真*1を買い漁っている_______。
(本当にあった怖い話か?)
✔️布教のため
✔️布教のため
✔️人の沼落ちブログを読むのが好き
テニミュとは?|ざっくり解説
✔️テニプリ=テニスの王子様(原作) 1999年〜2008年まで連載
✔️テニミュ=ミュージカル『テニスの王子様』
↓内容はこれだけ知っていればOK
「主人公越前リョーマが青春学園中等部のテニス部(強豪!)に入部し、
仲間と切磋琢磨しながら全国大会優勝を目指してトーナメントを勝ち進む話。」
このテニスの王子様という作品、何が凄いかって、
連載終了(2008)後、何年経っても何処かで誰かが沼に落ちている化け物ジャンルなこと。
事実私も連載終了から9年も経った2017年にテニミュ経由で沼落ちしました。
まさしく全ての道はテニスの王子様に通ず、です。
▼テニミュについてもう少し詳しく知りたい方は、公式サイトのこのページを是非見ていただきたいです。
こんなに丁寧な公式さん、そうそうありません。。
2.5次元はオタクも入り混じる
2.5次元の面白いところは、違う次元にすむオタクが交わる場所でもあるところです。
最近よく聞く「2.5次元」という単語ですが、わかりやすく説明すると
”「2次元の漫画・アニメのキャラクター」を「3次元のキャスト(俳優)」が演じる” という意味です。
つまり、2次元側からたどり着くオタクと、3次元側からたどり着くオタクが存在します。
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例
私:漫画アニメが好き(2次元)→テニミュ沼(2.5次元)→出演していた若手俳優のオタクになる(3次元)
友人:ジャニオタ出身(3次元)→テニミュ沼(2.5次元)→テニラビをインストールする(2次元)
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これがなんとも多様性があって面白い。
実際に劇場に行くと、どの人が原作オタでどの人が俳優オタかわかります。
そして私は舞台と若手俳優のオタクの道へ進みました。
▼私がテニミュ沼に引き込んでしまった友人のブログ
あなたのテニミュはどこから?
①ニューヨークに留学中、舞台好きの友人Aに連れられ本場ブロードウェイへ
2016年秋、この時生まれて初めて舞台というものを見に行きました。
まさかの初観劇が本場ブロードウェイ。なんと贅沢な沼への入水。
(ちなみに見た演目は当時始まったばかりだった大人気ミュージカル「アラジン」でした。)
初めてこの舞台を見た時の感動は一生忘れられないです。
こんなにも煌びやかな世界がこの世に存在するなんて!!
歌・ダンス・豪華なセット・全てが輝いていた。
こうして私の脳内に「舞台はめちゃめちゃ楽しい」という潜在意識ができます。
②友人の友人がテニミュのガチオタだった
この時、なんとタイミングの悪い(良い)ことに私をブロードウェイに連れて行った友人Aの友人(Bとする)が、その頃日本でテニミュにどハマり。
雨が降ればヘビレを歌い、暇があればニコニコ動画*2のリンクを送ってきた。
こうして私、アメリカにいる間にテニミュという存在を知ってしまう。
帰国して自主的にテニミュのチケットを手にした私はこの後ズブズブとテニミュの虜になっていきました。
沼入りのススメ
①チケットが取りやすい
定期的に公演があるため、基本的にチケットが取りやすいです。
(千秋楽公演など、特別な公演は基本的に倍率高いです。)
…正直、お金と体力の続く限り無限にチケットを取り続けられる。
そりゃ〜〜何回も見に行きますよね。。
②福利厚生が整っている
テニミュのすごいところは公式からの恩恵がすごいことです。
✔️テニミュブログ
→公式スタッフによる公演ブログ
✔️テニミュモバイル
→月額500円で公演楽曲聞き放題。
写真やラジオの更新もある。
✔️若手俳優たちのTwitter
→俳優個人のSNSアカウント。
公演が終わると今日はありがとう!などとツイートし始めます。
舞台の幕が降りても、キャラクターたちの物語が続いているような錯覚があります。
SNSの存在によって、舞台上のキャストたちが、とても身近に感じられるのはとても楽しいなと思います。
どのツイートも、若いイケメンたちが仲良くしていてかわいいです。
例:幸村精市役の立石俊樹くんのツイート
テニミュ全国立海後編 全58公演
— 立石俊樹/TOSHIKI【IVVY】 (@ivvy_toshiki) 2020年2月16日
応援ありがとうございました☺️
一生忘れない、かけがえのない時間になりました。数え切れないほど仲間に愛を感じて、生半可じゃ決して味わえなかったし、したくてもなかなかできない経験をさせてもらったと思う😌
Love,
またね★ pic.twitter.com/bYvv245Q7D
ちなみに私はテニミュという沼で「推し俳優」という存在に出会ってしまい、
現在もその俳優さんを追いかけて色々な出演作を追いかけています。
初テニミュどうだった?
初めて私が見に行った公演は、3rdシーズン「青学vs関東立海」公演でした。
私を沼に沈めた友人に連れ添ってもらい、人生初のTDCへ。
初めて取ったチケットは2階バルコニーのセンターブロック。無駄に緊張。
楽しみすぎて実は公演楽曲もキャストの名前も全部予習してから挑みました。
キュ…パコン…
キュ…キュ…パコン…
月刊プロテニスの井上さんのくだりがあり、
♪デンデンデンデンデンデンデンデン… ※M1(非情のテニス)
う…歌ってるーーーー!!!!!!!!(脳内クソデカボイス)※ミュージカルなので当たり前
今でこそ、この新鮮さはあまりないですが初回の時の「キャラがそこにいる」感動は本当にすごかったです。しかも三強が声量がすごくて、この時点で王者感がすごい。
色々ある中で特にびっくりしたのが急遽始まる
イ リ ュ ー ジ ョ ン マ ジ ッ ク シ ョ ー (※プロフェッショナルペテン師)
結構本格的なマジック始まって度肝抜かれたけど普通に歌がめっちゃかっこいい。ていうかなんでマジックしてんの?
他にも青学が爽やかすぎた(多分これからも一生一番好きなのは9代目)とか、立海が強すぎたとか、赤也が怖すぎたとか、この公演で現状3年半推すことになる推しを見つけてしまうとか、感情が全く追いつかなくて困りました。
なんかもう生で見るテニミュはそれはもうすごかった!
実際にキャラクターが動いているという感動、テニミュ名物の光と照明によるラリー、歌と踊りのキラキラした世界…。1幕が終わって隣の友人に何かまくし立てた気がするけど記憶がない。
私「ミ゜…… 縺ゅ>縺�∴縺 �撰シ托シ抵シ��スゑス �ク�ケ�コ(絶命)」
友達「怖い」
2幕では真田と幸村が歌う「もう迷いはない」で顔面ぐちゃぐちゃになるくらい泣いて放心した。
♪
もう迷いはない
もう憂いはない
人は幸せになるために
生まれてきたのだから
(そうか…私…幸せになるために生まれてきたんだ……)
そしてこの二人、ロミオとジュリエットなの?
決戦のテニスコートに向かう真田に背を向けて手術室にに向かう幸村。え?死んだ?星空バックに坂を登って空に消えてったけど原作知らなかったら確実に手術失敗して死んだと思うよあれは。
アンコールソングで「やりとげたよね 俺たち最後まで」*3と歌うキャストを見てそれはもう泣いた。歌って踊ってキラキラしすぎ。すぐそこにキャストが来て手振ってくれるって怖すぎる。
とんでもないエンタメを見てしまった…と衝撃のまま帰宅し、気づいたら別日程のチケットが手元にありました(無我の境地)。*4今思うと少ないけど、舞台なんて全然知らなかったのに結局4回も同じ公演を見た。
これが嵐のコンサートだったら一生チケットが取れなかったかもしれない。。嵐のオタクは大変だなあ。。
ここが最高!『テニミュ』の魅力
1000000000個くらい書けそうだけど、頑張って4個に絞りました。
テニスって、楽しいじゃん!
①何回でも見れる!日替わりと熱量
テニミュには「日替わり」パートがあって、毎回違うネタが用意されています。
日によって日替わりを担当するキャラ自体が違うこともあります。
本編内容は原作に即して変わることがない反面、
日替わりは結構やりたい放題で、キャストもどんどんコツを掴んで
千秋楽が近くなるとクオリティが上がってきたりして面白いです。
日替わり部分は円盤にも収録されないので自分で見に行くしかない。
複数回観劇する楽しみでもあります。
個人的には、「今日こそは勝てるんじゃないか」
そう思わせてくれるテニミュという舞台の「熱量」が大好きです。
どんなにキャストが成長しても原作がある以上試合の勝敗は覆らない。
それでも「今日こそは」勝ちたい、勝てるんじゃないか、
そう手に汗握る展開と熱演を見せてくれるテニミュが本当に本当に大好きです。
全国立海前後編、立海のオタクは毎公演修羅の顔をして劇場に向かってました。
D2黄金のシンクロが始まる瞬間と、リョーマの天衣無縫の瞬間が怖くて仕方なかった。
②漫画のコマに切り取られない世界
原作では限定されたコマでしか漫画の世界は切り取られません。
テニミュ他漫画の舞台化で面白いところは、コマの外の世界を見せてくれるところだと思います。
漫画ではあまり描かれない試合中のベンチの動きのことを「ベンチワーク」と呼ぶのですが、それを見るのが面白い。
心配そうに試合を見守ったり、点が入って喜んだり、「そうか、これは団体戦なのか」と知ってしまったら最後あなたはもうテニスの虜です。
✔️ベンチワークにはシナリオがない。
基本毎公演「日替わり」になる。
✔️本来描かれない好きなところを、好きなだけ見放題
✔️キャラクター同士の関係性の考察ができる
また、「ベンチワーク」が上手いキャストさんもいて、芥川慈郎役の田村升吾くんなんかは、寝たり起きたり、ジローの天真爛漫さを生かして他のキャラに絡みに行ったり、本当に見ていて飽きないです。役が「生きている」って感じがします。ベンチワークはほとんど円盤に入らないので、ここは頑張って脳に焼き付けます。
地味に、双眼鏡を持ち上げるタイミングで、隣の席のお姉さんが誰推しかわかる…なんていうのも面白かったりします。
③キャラと一緒に成長するキャスト
「テニスの王子様」という作品は、主人公たちがテニスのトーナメントを勝ち抜いて、心身ともに成長していく物語です。
「若手俳優の登竜門」とも言われているテニミュですが、そのキャストは、比較的年齢の若いキャストが多く、ほとんどの子が「テニミュが初舞台」。
初めから飛び抜けて上手い子もいますが、正直初めはどの子もまだまだ成長途中。ただ若いからなのかな…その成長スペードもすごいんです。何回も劇場に通っていると、どんどん歌や演技が上手くなる様子がわかります。
そんな原作のキャラクターと共に成長していくキャストを応援する…そんな楽しみがあります。だってそんなの見守るしかなくない…?(親か?)
あと、オタクって「俺が育てた」がたまらなく好きよね。笑
リョーマが強くなるにつれて阿久津仁愛くん(9-10代目越前リョーマ役)の歌が上手くなるのも、英語の発音が上手くなるのも、千秋楽の挨拶がどんどん達者になるのも感動して泣いちゃう。約4年間もありがとう。
千秋楽や卒業公演を見届けることは寂しいけど、若さは期限付きで終わりがあるから儚くて美しい。
…って、どうして卒業システム*5ができたのか?の話の時に演出振付の上島先生も言ってた。
尊い中学の3年間は、終わってしまうからこそ輝く。これだけ(※テニミュが)続いたのは、その輝きがあるからこそだと思います。
④幕が下りる キラキラのアンコ曲
公演が終わって、疲れを少し滲ませて、ホッとした顔でカテコに出てくるキャストが好きだ。
あのトンチキで意味のわからないアンコールソングの歌詞*6が好きだ。
テニミュは本編+アンコールソングがあります。
本編とはガラリと雰囲気が変わって、楽しい楽曲でフィナーレです。
この、試合が終わった後はみんな仲間、みたいなの大好きなんですよね。。試合が終わった後も人生は続いていくよ。*7
また、この時「客降り」というシステムがあって、座席のすぐそばまでキャストが舞台上から降りてきてくれます。
いつも近くに来るとキラキラすぎて本当に人間か?と思います。
今はコロナだけど、昔は通路席はキャストとハイタッチができました。普通に初めは驚いた。
ちなみに、ドリームライブ*8は底無し沼だと思います。
▼ドリライ2018公式CM。一回見てください。
こんなキラキラしてるの!?!?!ってなると思います。
わざわざ項目には書かなかったけど、
普通にテニミュの楽曲は迷曲名曲 揃いなので是非よろしくお願いします。
▼独断と偏見のテニミュ名曲ランキング ベスト20
まとめ| 若手俳優の登竜門ミュージカル「テニスの王子様」はオタクの登竜門でもあった
テニミュを介して、2次元を履修し始める者、私のように舞台沼に目覚める者、オタクとしてのレベルを上げる者を今までたくさん見てきました。テニスって、オタクの登竜門でもあったみたいです。
「テニミュ」3rdシーズンは、2020年をもって全公演が終了いたしました。
これからテニミュのチケットを取ろうと検討している方は以下の2つの選択肢がありますので、どうぞ沼の底でお会いしましょう。
✔️ミュージカル「テニスの王子様」4thシーズン(=テニミュ)
個人的に初心者にオススメなのは「テニミュ」かなと思います。
※2021.2.7追記 新テニミュ行ったのでレポ書きました。
テニミュと駆け抜けた3年半、一生忘れない。。
自分の学生時代よりも青春だった。
それではみなさんどうぞハッピーなオタクライフを!
それではまた!
*1:劇場でブロマイド写真が売ってます。今はコロナのためタイトルによっては通販のみ。舞台の収入はグッズとチケット代が半々だそうなので、みんなブロマイド買ってお金落としてね。
*2:テニミュと切っても切り離せないニコニコ動画。本当は違法アップロードです。「空耳」というジャンルで栄えたこともあり、公式的にもグレーゾーンのよう。
*3:アンコールソング。STILL HOT IN MY HEART。
*4:己の限界を超えたものが辿り着く場所。常人は辿り着けない。
*5:いわゆる代替わりのこと。一定の周期でキャストが一新される。
*6:スマイル・アンド・ティアズ。大サビ「I LIKE YOU ふわふわ I NEED YOU ふわふわ YES THANK YOU ふわふわ」これだけ聞くと意味わからないけど聞くと泣いてしまう。
*7:アンコールソング。頑張れ負けるな必ず勝て。